【MLB】前田、リーグ優勝決定シリーズ第5戦でリベンジか? ポイントは立ち上がり
前田健太(ドジャース)はまだ、ポストシーズンで結果を出せていない。しかし第5戦に登板のチャンスを与えられそうだ。
2016/10/18
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勝負所で結果が出ていない前田
前田健太(ドジャース)はまだ、ポストシーズンでチームに白星をもたらすことができていない。ワシントン・ナショナルズを相手に投げた地区シリーズ第3戦は3回4失点、シカゴ・カブスとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦は4回3失点。2登板目は味方打線が同点に追いつき、最初の登板と違って前田自身に黒星はつかなかったが、ロサンゼルス・ドジャースはこの試合も敗れた。
リーグ優勝決定シリーズ第2戦は1対0でドジャースが勝利を収め、対戦成績を1勝1敗とした。前田は第5戦(日本時間10月21日午前9時開始)に再び登板する可能性が高い。
レギュラーシーズン最後の2登板を含め、前田はここ4試合とも5回を投げることができず、その間の防御率は9.88に達する。ただ、リーグ優勝決定シリーズ第1戦は、最初の2イニングに3点を失ったものの、続く2イニングは無失点に抑えた。ポストシーズンでなければ、代打を送られることなく投げ続け、クオリティ・スタートを記録していたかもしれない。
第5戦で前田に求められるのは、スムースな立ち上がりだろう。開幕から29登板目まで、最初の2イニングで2失点以上の試合は3度しかなかった。それに対し、30登板目以降の5登板(ポストシーズンを含む)では4度を数える。
カブスの打順は1番から3番まで、ポストシーズンの6試合とも変わっておらず、デクスター・ファウラー、クリス・ブライアント、アンソニー・リゾーの3人が並ぶ。その後ろの4番には、地区シリーズ第3戦を除き、ベン・ゾブリストが座る。
前田は第1戦で、ファウラーにヒット、ブライアントに二塁打を打たれ、わずか8球で先制点を取られた。4人のうち、リゾーはポストシーズンで23打数1安打(3四球)と大不振ながら、彼らのレギュラーシーズンの出塁率は揃って.380を超えており、前田にとってはこの1~4番が最初の関門となる。