大記録達成、V字回復のイチローに「A」評価。米メディア「驚き以外の何物でもない、来年も偉大さを見届けることができる』
2016年はマーリンズにとって、あまりにも波乱に満ちたシーズンだった。米スポーツサイトの『ファンサイデッド』は、チームと各選手の今季を採点している。
2016/11/02
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イチローには最大級の賛辞
今季のマーリンズは開幕から4カ月連続で勝ち越し、勝率.615だった7月を終えた時点では貯金は9もあり、ポストシーズンは十分射程圏だった。
しかし、8月以降は大きく失速し結局5割を割ってしまった。個人レベルでは、イチローの2つの偉大なマイルストーンや、ジャンカルロ・スタントンのオールスターでのホームランダービーで優勝という明るい話題があった。
一方で、ディー・ゴードンが薬物検査陽性反応で4月末から80試合もの出場停止処分を受け、閉幕寸前にはホゼ・フェルナンデスのボートによる事故死という痛ましい出来事もあった。マーリンズでプレーした各選手の評価は以下のようになっている。
イチロー:評価「A」
キャリア最低の成績に終わった2015年からV字回復を見せたイチローに対しては、最大限の賛辞が送られている。
What Ichiro did at age 42 is nothing short of amazing. The way he performed this season, whether it was in a pinch hitting role or spot starting in the outfield, he did a great job. His defense is still above average, and he still has good speed. Ichiro finished the season hitting .291 with 1 homerun and 22 rbi. Oh yeah, and he also achieved history by getting his 3000th hit. Ichiro will be back next season with the Fish, and because of that Marlins fans will have the opportunity to continue to watch greatness.
42歳にしてイチローが成し遂げたものは驚き以外の何物でもない。代打であれ外野でのスポットスタートであれ、今季の彼はしっかり結果を出してくれた。守備力はいまだに平均以上で、脚力にも衰えはない。イチローは今季を打率.291、1本塁打、22打点で終えた。そして、通算3000本安打という歴史を作った。来季もフィシュ(マーリンズの俗称)でプレーすることになる。おかげで、マーリンズファンは彼の偉大さを引き続き見届けることができるのだ。