【MLB】対戦打率5割の打者も……2016年シーズン日本人投手と相性の良い選手、相性の悪い選手
日本人投手と相性の良い選手、相性の悪い選手はいるのだろうか。
2016/11/16
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日本人投手と相性の悪い選手は?
投手によって、打者との相性はそれぞれ異なる。
例えば、2016年のダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)は、ジョージ・スプリンガー(ヒューストン・アストロズ)に9打数4安打(打率.444)、2本塁打と打たれたが、岩隈久志(シアトル・マリナーズ)と田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)はシングルヒットしか許さず、12打数2安打(.167)と6打数1安打(.167)の対戦成績を残した(所属チーム2016年/以下同)。
では、2016年に日本人投手が揃って抑えた打者や、揃って打たれた打者はいるのだろうか。
ダルビッシュ、岩隈、田中の3人に、前田健太(ロサンゼルス・ドジャース)を加えた先発4投手の全員と対戦した打者は11人、3投手との対戦は51人を数える。計62人中、5人は1本もヒットを打てなかった。
5人のうち、クリス・デービス(ボルチモア・オリオールズ)は4投手全員と対戦した。また、このなかにボストン・レッドソックスの上原浩治と田澤純一からヒットを打った打者はおらず、デービスに至っては、日本人6投手に対して計16打数0安打に終わった。デービスは通算でも、この6投手に計56打数9安打(.161)と芳しくない。
とはいえ、田中、岩隈、上原、田澤の4投手は、デービスに本塁打を1本ずつ打たれている。黒田博樹(2本)とクリーブランド・インディアンスの村田透も含めれば6投手だ。デービスはパワーがあり、2013年と2015年に本塁打王を獲得している。来シーズンも警戒は必要だろう。ちなみに、上原が2011年7月にオリオールズからレンジャーズへ移籍した時、交換相手はトミー・ハンターとデービスだった。