【MLB】対戦打率5割の打者も……2016年シーズン日本人投手と相性の良い選手、相性の悪い選手
日本人投手と相性の良い選手、相性の悪い選手はいるのだろうか。
2016/11/16
Getty Images
3年連続200安打のアルトゥーベは田中と岩隈から5割
一方、日本人先発投手の3人以上と対戦し、合計で4割以上の打率を残した打者は9人いた。ただ、マット・ウィータース(オリオールズ)はダルビッシュに2打数0安打、ペドロ・アルバレス(オリオールズ)は田中に3打数0安打、アルシデス・エスコバー(カンザスシティ・ロイヤルズ)は岩隈に2打数0安打と抑えられた。
アダム・ジョーンズ(オリオールズ)は4投手と対戦し、全員からヒットを打ったが、ジョーンズ以上に際立つのがホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)だ。アルトゥーベは前田とは対戦しなかったが、ダルビッシュに対しては7打数2安打(.286)、田中には6打数3安打(.500)、岩隈には11打数6安打(.545)を記録した。さすが、ここ3年続けて200安打以上を放ち、首位打者を2度獲得しているだけのことはある。
また、マニー・マチャド(オリオールズ)の対4投手は計12打数3安打(.250)に過ぎず、ダルビッシュ、前田、岩隈から1安打ずつ(前田からは本塁打。対田中は4打数0安打)を打っただけだが、上原、田澤との対戦でそれぞれ2安打を記録し、それを含めると計19打数7安打(.368)、2本塁打となる。日本人救援2投手のどちらからも複数安打は、マチャドしかいなかった。
【次ページ】田中から3本塁打のミラー