【MLB】岩隈、最多16勝挙げるも投球内容の悪化に米メディアの評価厳しく。「不調の要因の一つに、カーブの質」
今季メジャー5年目を終え、渡米後最多16勝を挙げた岩隈久志。しかしその投球内容に米メディアからの評価は決して良くない。
2016/11/13
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カーブだけでなく全体的な制球に苦しんだ1年
ちなみに2016年、岩隈を苦しめたのはカーブの質だけではないという。
まずはストレートの質だ。過去に比べキレがなく、カーブ以外の変化球も軒並み制球に苦しみ、細かいコントロールができていなかった。その結果、与四死球率や奪三振率、被長打率の悪化に繋がった。
岩隈の来季についてノバク記者は次のような言葉を用いて、記事を締めている。
“He leaned on the pitch more than ever, a trend that could continue into 2017, despite it generating poor results on a fairly consistent basis. It’s something to look out for next year, and something that could go a long way in determining whether he manages to get back on track or not.
カーブなど他にも精度の落ちた球種に頼った結果、内容的には良くないシーズンを送ったが、そのスタイル自体は来年もさほど変わらないだろう。彼が本来の投球を取り戻せるのか、それとも今年から変わらずのままになってしまうのかは見物である。