【MLB】田中将大に心強い援護? ヤンキース、キューバの大砲獲得か。元三冠王・カブレラを奨める声も
再建モードに入りながらも、最終盤までポストシーズン進出争いに絡んだヤンキース。しかし、ブライアン・キャッシュマンGMは大物選手の獲得に意欲を示している。
2016/11/23
Getty Images
得点力アップに強打者の補強は急務
2016年のヤンキースは、若手が大きく飛躍した年となった。高年俸の主力選手たちを放出し、多くの若手有望株を獲得。チーム内の新陳代謝が進み、フレッシュな顔ぶれが連日ラインナップに名を連ねた。
若手主体のチーム構成は、エースの田中将大にも影響を及ぼしそうだ。
今オフ、ヤンキースは田中の女房役でもあったブライアン・マッキャンをアストロズに放出。来季は、開幕からゲーリー・サンチェスが正捕手の座に就く。田中は新人王投票で2位に入ったスター候補生と共に、今後のシーズンを戦っていくこととなる。
一連のヤンキースの動きは、目の前の勝利を諦めた『再建モード』に突入したかのように映る。しかし先日、ブライアン・キャッシュマンGMは、I’m going to be open-minded to what’s available(獲得できそうな選手がいれば、検討するつもりだ)とコメントしたように、FAやトレードによる大物選手の獲得を示唆。
『mlb.com』のブライアン・ホッチ記者も、ヤンキースが強打者ヨエニス・セスペデスと交渉中であると下記の様に報じている。
Cashman has also had contact with Cespedes’ agent, and expects that those conversations will continue now that the Yankees have added financial flexibility.
キャッシュマンはセスペデスの代理人とも接触している。(高年俸の選手を放出したため)資金面でも余裕が生まれ、交渉が前進することを期待されている。
スラッガーの獲得は、田中にとって大きなプラスになる。
2016年シーズン、ヤンキースのチーム得点数680はリーグ12位。特に複数の選手が守った一塁は穴となっており、ポジション別のOPSでは.673、長打率.380とパワー不足を露呈。是が非でも獲得し、田中をはじめとする先発投手陣を援護したいところだ。