オリオールズ、青木やイチローらに興味。外野手補強の本命は誰?
ライトを守れる外野手の補強を進めるオリオールズの獲得候補は、青木、イチローを含む4選手に絞られた。各選手ともに長所短所はあるが、1番手のラスマスか、出塁率に勝る青木のいずれかになりそうだ。
2015/01/06
Getty Images
ライトの枠が空いているオリオールズ
外野手補強を模索し続けているオリオールズ。その獲得候補が青木、コルビー・ラスマス、アンドレ・イーシアー、そしてイチローこの4人に絞られてきていると多くのメディアが報じている。
オリオールズは今オフそれぞれライト、レフトでレギュラーを務めていたニック・マーケイキスとネルソン・クルーズの2人をFAで放出。先月25日にDH兼外野手(レフト)としてデルモン・ヤングと再契約したものの、まだライトのポジションは空いており、外野手補強が最優先課題となっている。
オリオールズの地元ケーブル局『MASN』の記者は青木について以下のように述べている。
Aoki is viewed by some in the organization as the cheapest alternative of the three candidates mentioned above, but also the biggest risk. He turns 33 on Monday and doesn’t run particularly well or play defense that’s satisfactory to some officials.
青木は複数の関係者から挙げられている3人(青木、ラスマス、イーシアー)の候補者の中で最も安価な選択であると見られている。しかし同時に最もリスクのある選択でもある。彼は(今月の)月曜日に33歳になることに加え、走塁や守備の面に不満を持っている球団関係者もいる。
フリースインガーの多いオリオールズ打線にとってメジャーでの出塁率.353と打席での粘り強さに定評のある青木が加入するメリットは、大きい。攻撃面での貢献は間違いないが守備、走塁に関しては不安もある。
特に守備面では今年の守備防御点(各ポジションの平均と比べてどれだけ失点を多く防いだか)がライトで-8と自身初のマイナスに悪化。ゴールデングラブ賞を獲得したマーケイキスの後釜としては物足りない数字になっている。
また米スポーツサイト『SB NATION』は、青木が3年契約を望んでいるのに対して、オリオールズは2年契約しか提示しておらず、今後も長期契約を提示する可能性は低いと見ている。青木が望む3年契約を提示する球団が出てくる可能性も十分残されており、青木のオリオールズ入りに関しては契約期間も大きなカギになりそうだ。