【MLB】青木宣親の出場試合数は25歳の若手右打者次第? 米メディア「第4の外野手の立場変わらず」
再びノンテンダーFAとなる可能性があった青木宣親は、期限ギリギリで契約合意に達した。地元紙では第4の外野手という評価は変わらないものの、チームの状況次第ではレギュラー級の出場数が見込めるとも予測する。
2016/12/04
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年俸よりも新しい所属先決定を優先
シアトル・マリナーズから、ウェーバー公示を経てヒューストン・アストロズへ移籍した青木宣親が、年俸550万ドル((約5億6700万円)で、ようやく正式に1年契約を結んだ。
ノンテンダーとなり、再びFAとなる可能性もあったが、来季、35歳となるシーズンを、MLB5球団目となるアストロズでプレーすることとなった。
地元紙『Houston Chronicle』では、青木の契約を以下のように報じている。
“The salary is below market value for Aoki, who was projected by MLB Trade Rumors to earn a $6.8-million deal through the arbitration process. He had been a non-tender candidate, which would have made him a free agent, so the benefit for Aoki is job security at the same salary he made last season when with the Seattle Mariners.”
「年俸が市場価格より安かった青木は、実際『MLB Trade Rumors』の見込みとして、年棒調停の手続きを経れば、680万ドル(約7.7億円)の契約を獲得することができたとされる。ノンテンダーの候補者であったが、再びFAになるよりも今季、シアトル・マリナーズと結んだような契約で、同じ年俸で雇用保障を得るほうが、彼にとって得である」
調停を経れば今季より高い年棒を手にする可能性もあったが、今年と同じ550万ドルで契約を結ぶことになった。再びFAになって新しい所属先を探すよりも、いち早く声を掛けたアストロズでのプレーを優先した形だ。
年棒調停権を持つ選手のデッドラインが12月2日とされていたため、ギリギリでの契約締結となった。アストロズにとっては、調停を経なかったことで「お買い得」な契約になった。