【MLB】カブス、上原浩治を獲得した狙い。ブルペンに世界一の胴上げ投手3人の布陣
レッドソックスからFAとなっていた上原浩治は、来季カブスでプレーすることになる。
2016/12/11
Getty Images
セットアッパーとしての起用が予定
レッドソックスからFAとなっていた上原浩治投手が、今年のワールドシリーズで優勝したカブスと1年契約に合意したと、複数の日米メディアが報じた。年俸は450万ドル(約5億2000万円)と見られている。
5日から行われていたウインターミーティングではジャイアンツのマーク・メランソン獲得から、いわゆるドミノ現象で大物リリーバーが次々と移籍した。
カブスはFAとなったアロルディス・チャップマンがヤンキースへ移籍。その一方で上原と、トレードによりロイヤルズのウェード・デービスを獲得した。抑えはそのデービスで決まりか。上原はエクトル・ロンドンとともにセットアッパーとして起用される見込みだ。
世界最速左腕は失ったが、それ以上に強固なブルペンとなった。
デービスは昨季途中に負傷離脱したグレグ・ホランドにとって代わり抑えの座に就き17セーブ。今季は右前腕の張りにより2度のDL入りを経験しながら27セーブを挙げ、防御率1.87だった。
ロンドンも今季7月末にチャップマンが加入するまではカブスで抑えを務め、18セーブ。14年は29セーブ、15年は30セーブをマークした。
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