【MLB】「レンジャーズ、新球場建設のため資金難?」2017年オフ契約満了のダルビッシュの処遇にも影響か
ダルビッシュ有は、2017年オフにレンジャーズとの契約が満了するが、さらなる長期契約を締結するのだろうか。
2016/12/13
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例年、大型補強敢行もプレーオフでは結果出ず
一方で、現在のダルビッシュにそこまでの契約を提示するほどの価値があるか懐疑的な見方もしている。
来季30歳となり、この先の長期契約はパワーピッチャーとしては微妙な時期に差し掛かかることに加え、故障の懸念も拭えないことなどを理由に挙げている。今年の地区シリーズ第2戦では、5イニングで4本塁打を浴びシーズンを終えたことも印象を悪くしている。
もっとも、今オフの出だしは遅いものの、レンジャーズの経営陣はここ数年なりふり構わぬ補強を続けていることは確かだ。秋信守やプリンス・フィルダー、コール・ハメルスらのビッグネームの獲得が好例だ。その結果、レンジャーズは過去5年中4度年俸総額でメジャートップ10に入っている。
その間ワイルドカード1度、地区優勝2度という成果を挙げながらも、プレーオフでの勝ち抜けは一度もない。その点では、満足できる見返りが得られているとは言いがたい。
加えて、レンジャーズのマイナーには、チームの先発2番手というダルビッシュの役割を担える人材はいない。ここ数年、即戦力のスター級の交換相手として多くの若手を放出したため、現在もっとも有望な若手はまだ1Aの状態で、メジャーで戦力となるにはこの先数年必要と見られている。したがって記事では、まだ果たせぬ世界一の夢のためダルビッシュを引き止める可能性は高い、と結論付けている。
出典 : “Rangers’ ‘money’ issues won’t affect Yu Darvish’s return” @ Star – Telegram by Mac Engel in Dec. 10, 2016