【MLB】前田健太、2年目も先発ローテ3番手として期待。米メディア「MLBの先発陣でトップ15に入れる」
今季故障者続出のドジャース先発陣において大黒柱の働きを見せた前田健太。その前田の来季にかかる期待は当然今季以上に大きくなると米メディアは報じている。
2016/12/15
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ナリーグ所属が前田を助けたとの声も
今季ロサンゼルス・ドジャース先発陣を支え、チームトップの16勝(11敗)を挙げた前田健太。
鮮烈なデビューを飾り、シーズン半ばのミニスランプと、最終登板からポストシーズンでは本来の調子を出せず、来季へ向けて課題を残したが、大エース・カーショウの故障をはじめ、故障者続出のドジャース先発陣においてローテーションを守り抜き、チームのポストシーズン進出に大きく貢献した。
『FoxSports』のフィル・ピベッツ記者は、前田は来季、今季のような活躍を見せられるのか、自身の見解を述べている。
記事では、まず前田の日本通算成績と今季メジャー1年目の成績を比較。その結果、MLBでも奪三振率と与四死球率に大きな変化がないところを、前田の良さとして挙げた。
日本通算での奪三振率は9イニング平均で7.4、与四死球率は1.9。一方MLB1年目の今季は奪三振率が9.2と向上し、与四死球率は2.6とわずかながら悪化した程度だった。
前田の今季を讃えつつ、活躍の一因として「ナリーグ」と「打線の援護」を指摘する。
“Pitching in the National League helped Maeda in his first season. He gets to face a pitcher once or twice a game.
If he were pitching in the American League East, I could see his ratio stats rise another point. The Dodgers offense did give him enough support to give him the win, 4.91 runs per start.”
ナリーグで投げることは今季の前田の助けになった。彼は試合中に1度か2度は投手を打席に迎えることができたのだから。もしアリーグ東地区で投げていたら、私は彼のあらゆる指標は今季よりも悪化していたと思う。加えていえば、彼の登板時には打線の援護にも恵まれていて、平均して4.91点の援護があった。