【MLB】カブス上原浩治、4人の元チームメイトと再びプレー。アリーグ時代をよく知る名将はフル回転起用か
カブスに入団した上原浩治はメジャー9年目にして初めて、ナリーグで投げる。カブスにはアリーグ時代のチームメイトが4人いる。
2016/12/19
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元チームメイトはすべて投手
来シーズン、上原浩治はメジャー9年目にして初めて、ナリーグで投げる。これまでに過ごしてきた、ボルティモア・オリオールズ、テキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックスは、いずれもアリーグのチームだった。
もっとも、シカゴ・カブスの40人ロースターには、過去に上原がチームメイトになったことのある選手が4人いる(12月17日現在)。この人数は決して少なくない。同じく新天地で来シーズンを迎える青木宣親は、過去4チームに在籍したが、ヒューストン・アストロズにいる“元チームメイト”はマイク・ファイヤーズ(2012~13年・ブリュワーズ)だけだ。イチローにしても、デビッド・フェルプス(2012~14年・ヤンキース)とマーティン・プラド(2014年・ヤンキース)の2人しかいない。
上原が再びチームメイトとしてプレーするのは、4人とも投手だ。ジェイク・アリエタは2010~11年にオリオールズ(上原が2011年7月30日にレンジャーズへ移るまで)、ジャスティン・グリムは2012年にレンジャーズで一緒だった。ジョン・レスターとジョン・ラッキーは、2013~14年にレッドソックスで上原とともに過ごした(2人とも2014年7月31日に別々のトレードで他球団へ移った)。
彼らのうち、グリムは上原とブルペンで出番を待ち、アリエタら3人は先発としてマウンドに上がる。また、グリムが上原と同じ試合で登板したことはないが、3人は上原のリリーフを仰いだ経験を持つ。
アリエタは上原とチームメイトの期間に39先発し、その30.8%に当たる12試合は、上原も登板した。レスターとアリエタが先発した試合で上原が投げた割合はもっと高く、レスターの先発時は40.7%(54先発中22試合)、ラッキーは56.0%(50先発中28試合)に上る。上原に直接バトンタッチしたことも、アリエタは2試合、レスターは6試合、ラッキーは9試合を数える。