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【MLB】「ダルビッシュ有には、WBCに出て欲しくない」。トミー・ジョン手術明け、レンジャーズの本音

来年開催されるWBCには、続々とメジャーリーガーが出場を表明している。一方で、故障の懸念が残る自軍選手の参加を望まない球団もある。ダルビッシュの所属するレンジャーズもその一つだ。

2016/12/20

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地区三連覇へのキープレーヤー

 2015年の3月にトミー・ジョン手術を受けたダルビッシュは、今季5月に復帰。リハビリ中の肉体改造もあり、速球は手術前を上回る最速98.1マイルを記録。結局、シーズン全体でも奪三振率11.84という素晴らしい記録を残した。しかし復帰後には、肩を痛めて1カ月欠場している。球団としては彼の体調管理には万全を期したいところだろう。

 秋信守は2014年に総額1億3000万ドルの7年契約で加入も、今季は故障続きで48試合にしか出場していない。遊撃手のアンドルウスはデビューから8年連続で145試合以上出場しているが、2013年の開幕前に結んだ総額1億2000万ドルの大型契約が、まだ4年も残っている。秋信守の例もあり、怪我をされたのではたまらない、というところだろう。彼ら3人は、言うまでもなく地区三連覇に向けたキープレーヤーたちだ。

 なおレンジャーズでは、ベネズエラ出身で今季は自己最多の198.2回を投げたマーチン・ペレスもWBC参加に意欲を見せているが、球団はこれにも難色を示していることが紹介されている。実際、彼のWBCに向けた準備の意味合いもある、母国でのウィンター・リーグ参加申請を退けている。

 ペリーは記事をこう締めくくっている。

The WBC remains excellent in concept but much more complicated in execution.
WBCはそのコンセプトは依然として素晴らしいが、実行して行くにはとても難しい要素が絡み合っている。

出典 : “The Rangers will try to keep three players out of the World Baseball Classic” @ CBS Sports by Dayan Perry in Dec. 15, 2016

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