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クローザー・上原招集できず、頼みの綱は田澤? リリーフ陣見直しへ、侍ジャパンに立ち込める暗

12月21日、青木宣親が侍ジャパンに正式に選出された。一方、上原浩治は今大会辞退すると表明。明暗がわかれる結果となった。

2016/12/22

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青木参加は大きなプラスも……

 明と暗。侍ジャパンにとって2つが交錯した1日となった。

 21日の昼過ぎにヒューストン・アストロズの青木宣親が来年3月のWBC出場を正式に表明した。ただその約10時間後。今度はシカゴ・カブスの上原浩治が出場辞退を明らかにした。

 上原は夜にテレビ朝日系列の報道番組に生出演した。その席で「はっきり言わせてもらうと、僕はもう、すみません。お断りしました。今日ここで初めて言わせてもらいますけど」と切り出した。

「球団(カブス)には『出たい』という意思は伝えましたけど、やっぱり、ちょっと……。球団の方から『なるべく出ないでほしい』と」と経緯を説明。

 移籍1年目、キャンプやオープン戦では新たなメンバーや環境に慣れる必要がある。
「それはもちろんあります。メンバーと一緒に過ごさないと。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と頭を垂れた。

 クローザーを柱とした試合終盤の中継ぎ投手強化は、侍ジャパンの最大のテーマだった。

 思い出されるのは1年前の悪夢。プレミア12の準決勝・韓国戦。先発・大谷翔平が7回無失点と完璧に封じ、試合は3-0の日本リードで9回を迎えた。

 マウンドには8回からイニングまたぎのリリーフとなった則本昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)。先頭から3連打で1点を返されると、一気の投壊を招いた。3番手・松井裕樹(楽天)は押し出し四球を献上。4番手・増井浩俊(北海道日本ハムファイターズ)は李大浩に逆転2点打を浴び、まさかの大逆転負けを喫した。

 それだけに、クローザー・上原招集は小久保監督の悲願でもあった。

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