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【MLB】オフの注目は日本人投手? 田中、ダルビッシュ、大谷……パリーグ新旧エースにとって重要な2017シーズン

2017年シーズンオフは、日本人選手がMLBの中心の話題となるかもしれない。そういう意味で言えば、これから迎える新シーズンでどのような活躍を見せるのか興味深い。

2017/01/02

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大谷の動向が最大の注目

 大谷については、メジャー行きが2017年のオフより遅くなるという見方もある。昨年12月に締結された労使協定により、25歳未満の外国人選手はマイナー契約に限定され、契約金の最大値も約1000万ドルに抑えられたためだ。ただ、これは本人の意向次第だろう。マイナー契約であっても、メジャーに昇格できないわけではない。
 また、5月までにMLBかNPBが申し出ると、ポスティング・システムは変更が協議される。けれども、そこで譲渡金の上限が2000万ドルから減額されたとしても、北海道日本ハムがメジャー行きの容認を翻すとは考えにくい。例えば、一度は認めておきながら譲渡金が減ったからダメというのは、金に拘泥しているようでイメージは良くない。
 
 彼ら4人が来オフのストーブリーグに登場したなら、ダルビッシュと田中はエース級の存在として注目を集めるはずだ。FAの先発投手トップ2になるかもしれない。ジェイク・アリエタもFAの予定だが、シカゴ・カブスとは今月にも契約延長に向けた交渉を始めるようだ。ダルビッシュも田中も、年平均2500万ドルどころか、3000万ドルを超える長期契約を得てもおかしくない。
 
 大谷は人気の点で、2人を上回るだろう。譲渡金を含めても、ダルビッシュや田中ほどの大金は必要なく、起用法はさておき、即戦力になり得る。しかも、2018年の開幕時点で23歳と若く、契約した球団はFAまで6年は保有できる。欲しがらない球団を探すほうが難しい。
 
 岩隈の場合、FAになるということは、不本意なシーズンを意味し、年齢も30代後半に差しかかる。契約の期間は長くても2年にとどまり、年平均額は1000万ドルを割り、そこに出来高がつくことが予想される。
 
 加えて、4人が揃ってストーブリーグに出れば、そのうち3人がチームメイトになる可能性もある。ダルビッシュと田中が同じチームで投げることはないだろうが、エース、若手、ベテランの3人なら、1球団が同じオフに契約しても金銭的な無理は生じず、先発ローテーションの顔ぶれとしても自然だ。

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