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【MLB】イチロー200本安打達成回数は1位、3000本安打達成者30人内での立ち位置

セイバー系サイトの『ハードボール・タイムズ』は、3000本安打達成の30人を、達成時の年齢やそこまでに要した期間など計13の指標でランク付けした。イチローは項目ごとに上位や下位に大きく振れており興味深い。

2016/12/27

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歴代達成者30人の中でイチローがトップの項目は?

 ここで、記事には興味深い指摘がある。1905年デビューのカッブは基本的にシーズン154試合制の時代でプレーしたが、ローズがデビューした1963年には現在の162試合制に移行し終えている(アリーグは1961年、ナリーグは1962年から)。プラス8試合は、20年のキャリアでは160試合、ほぼ1シーズン分にあたると言うのだ。もちろん、シーズン全試合に出場することは稀だが、機会としては60年代以降の選手はそれ以前の選手たちに比べ恵まれているのだ。

 通算打率では、1位のカッブの.366は驚愕ものだが、通算本数でトップ(4256本)のローズは.303で18位と意外に低い。イチローは現時点では.313で13位に着けている。なお、.300未満の選手が11名もいることは付け加えておこう。

 出塁率でも1位はカッブで.433。ローズも打率同様18位で.375。イチローは.356で26位と順位を下げている。これは、よく指摘されることだが、彼は四球をあまり選ばぬためで、通算626個は28位。1位のリッキー・ヘンダーソンの2190とは雲泥の差だ。

 出塁率同様に、パワー関係の指標もイチローの苦しいところで、長打率(.405)、塁打数(3920)とも最下位となる30位だ。しかし、本塁打は114本で24位と比較的健闘している。これは、19世紀やボールが飛ばず本塁打が少なかった20世紀序盤の選手が含まれることが影響している。「現代」の選手では、67~85年に活躍したロッド・カルー(先日、心臓と腎臓の移植手術を受けた)が92本(28位)しか打っていない。彼は首位打者を通算7度獲得しているが、72年は本塁打ゼロでのタイトルだった。

 最後にイチローの1位項目を紹介しておこう。もちろんそれは200本安打達成回数で、ローズとともに10度だ。これはゼロの選手も5人いる。

出典 : “13 ways of lookingat the 3,000-hit club” @ The Hardball Times by Frank Jackson in Dec. 19, 2016

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