【MLB】ダルビッシュ有、レ軍契約最終の2017年は「ダイナミックな1年に」。MLB公式サイトが特集
今シーズンでレンジャーズとの6年契約を満了するダルビッシュ。一昨年のトミー・ジョン手術から復活し、様々な面で向上を見せた。各指標も向上しており、MLB公式でも「ダイナミックな1年を迎えることになるだろう」と予測、期待されている。
2017/01/02
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2017年はキャリアハイの成績を期待
テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手は、今オフに6年契約を満了し、FAとなる。
FAになることで、新たな大型契約を結ぶ可能性が高くなっている。
2016年シーズン、ダルビッシュはトミー・ジョン手術から復活を果たし、コール・ハメルズと共に二枚看板でローテーションを守り切った。
体調も万全となり、復帰後にはブランクを感じさせない成績を残したことから、来シーズンはキャリアハイの成績を残すのではないかと期待されている。
MLB公式サイトでは、そんなダルビッシュの契約最終年に際し、特集を組んだ。
“We saw that kind of transformation. We saw some games where he didn’t quite have the necessary feel that it takes with the breaking stuff, with the curveball, slider and the change. However, then we saw some dynamic fastball life and velocity … how he was able to combine the two down the stretch. I think that makes me think that this guy is poised this coming year to have a pretty dynamic year.“
「私たちは、多くの変化を見た。私たちは多くの試合で、カーブ、スライダー、チェンジアップといった変化球が全く必要のないように感じる場面を見た。しかしながら、それは速く、力強い直球を活かすものであり、彼はケガ以降、2つの伸縮性を兼ね揃えることが出来た。健康に投げる準備ができている彼は2017年、これらの要素によって、極めてダイナミックな1年を迎えることになるだろう」
復帰後のダルビッシュは球速も向上し、四球率を減らしながら、奪三振率を高め、以前より効率の良い投球をするようになった。
元からスライダーは一級品との評価だっただけに、直球の質が向上することでより投球の幅が広がると見られている。
また、レンジャーズのジェフ・バニスター監督もダルビッシュについて言及している。
“I think that the body feels good, the arm feels good, and the mindset is that he’s ready to go out and trust and pitch very well.“
「彼の体の調子は良いと思っている。腕の調子も良く、元気に出歩き、信頼され、よく投げる準備も出来ていると考えている」
回復具合は、監督からもお墨付きであり、今季の活躍を期待されている。
ダルビッシュは手術以前も、安定して10勝以上、200近くの奪三振をマークすることが多かった。計算が立ち、成績向上の兆しのある先発投手が戻ってくることは、監督にとっても喜ばしい話であろう。