【MLB】ダルビッシュ有、レ軍契約最終の2017年は「ダイナミックな1年に」。MLB公式サイトが特集
今シーズンでレンジャーズとの6年契約を満了するダルビッシュ。一昨年のトミー・ジョン手術から復活し、様々な面で向上を見せた。各指標も向上しており、MLB公式でも「ダイナミックな1年を迎えることになるだろう」と予測、期待されている。
2017/01/02
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2017年オフのFA市場の目玉に?
なお記事内では、ダルビッシュの年棒が他球団のエース格に比べ、極めて安いことが紹介されている。
以下は、エース格投手の2012年以降の通算成績・2016年度の年棒である。(1000万ドル=約11.6億円)
ダルビッシュ有(レンジャーズ・1000万ドル)
100登板 46勝30敗 防御率 3.29 奪三振812 投球回 645回1/3
ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス・3400万ドル)
152登板 79勝22敗 防御率 2.89 奪三振 851 投球回 973回2/3
クレイトン・カーショウ(ドジャース・3450万ドル)
147登板 79勝32敗 防御率 2.02 奪三振 1173 投球回 1042回
ジャスティン・バーランダー(タイガース・2800万ドル)
153登板 66勝49敗 防御率 3.38 奪三振 982 投球回 1024回1/3
デビッド・プライス(レッドソックス・3000万ドル)
159登板 91勝39敗 防御率 3.13 奪三振 1080 投球回 1096回1/3
ダルビッシュは、トミー・ジョン手術の影響で2015年シーズンは全休となった。
その影響で登板数や勝利数は少なくなっているが、平均して比較した場合、多少内容は劣るものの、遜色のない内容を残しているが、ダルビッシュの年棒はMLB移籍時のもののため、非常に低くなっている。
近年、先発投手の価値は高くなっており、今年オフのFA市場も先発投手が少ないと見られており、ダルビッシュの価値はさらに高くなると見られている。
記事によるとレンジャーズは、今までのダルビッシュの活躍や、2017年で31歳という年齢から、再契約を検討している。
一方、MLB界全体で先発投手が不足している今、ダルビッシュが争奪戦となることは必至である。
そして、今シーズンはトミー・ジョン手術以降、初めてフルシーズンでローテーションを回す年となる。ここで、以前のような投球を披露することが出来れば、大型契約を勝ち取ることが出来るだろう。
完全復活の時が近づいてきたダルビッシュ。
今シーズンに復活を果たし、チームの躍進、新たな契約を勝ち取りたいところである。
<出典>
Yu enters final year of first MLB contract Rangers anticipate full-strength Darvish in 2017, interested in extension beyond by T.R.Sullivan in MLB.com on Dec.26