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【MLB】ロイヤルズの25歳右腕が事故死。地元で愛された生え抜きの若手有望株

カンザスシティ・ロイヤルズのヨルダノ・ベンチュラ投手が母国・ドミニカ共和国で自動車事故に遭遇し、死亡した。全米で大きく報道されており、その死が惜しまれている。

2017/01/23

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 カンザスシティ・ロイヤルズの若手右腕、ヨルダノ・ベンチュラ(25)が母国、ドミニカ共和国で自動車事故に遭い22日、この世を去った。昨年9月にマイアミ・マーリンズの若きエース、ホセ・フェルナンデス(24)がボート事故で亡くなったばかりであり、またも事故で若き逸材を失うことになってしまった。
 
 ベンチュラは最速102マイル(約164キロ)、平均球速が90マイル中盤(150キロ前後)の速球を武器とする先発投手で、2015年には開幕投手も務め、同年のワールドシリーズ制覇にも貢献した投手であった。2014年シーズンは、現ヒューストン・アストロズの青木宣親と同僚であった。
 
 地元紙「カンザスシティ・スター」では現地22日付けで、亡くなったベンチュラを惜しむ記事を報じている。直近3年間で38勝をマークしており、2014年には新人王の候補にもなった。また、2015年にロイヤルズがワールドシリーズを制覇した際の中心選手であり、その印象が特に強く残っていると報じられている。
 
 同記事では、以下のようにベンチュラを評している。
「彼は2000マイルも離れた小さな島から来たが、彼は私達の一人であった」
 
「彼は自由な精神を持っており、ロイヤルズのクラブハウスには多くの良いチームメートや友人がいた。この若き右腕は非常に多くのことを乗り越え、1軍にたどり着き、スターとなった」
 
 ベンチュラは2008年にロイヤルズと契約を結び、マイナーから這い上がり、2013年にメジャーデビューを果たした。度々乱闘を起こしたりするなど、血気盛んな性格ではあったが、生え抜きの若手であり、熱く、笑顔が多かったという人柄からチームメート、ファンの両方から愛されていた。
 
 昨季はここ3年間で最も成績が悪く、今季の巻き返しが期待されるシーズンとなるはずであっただけに、非常に惜しまれる死となってしまった。



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