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【MLB】ダルビッシュ、開幕ローテ入り確実。新たな武器“重い直球”手に入れ完全復活へ

2017/01/27

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Getty Images



 テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手は、開幕ローテーション入りがほぼ確実と見られている。
 
 米サイト「SBネーション」では、25日付でレンジャーズの開幕ローテーションを予測する特集が組まれた。レンジャーズでは、昨季まで先発として活躍していたデレク・ホランド投手、元広島東洋カープのコルビー・ルイス投手が退団しており、先発ローテーションを再編する必要が出てきている。
 
 昨季、防御率3点台を維持出来ていた先発投手は、ダルビッシュと左腕エース、コール・ハメルズ投手の2人だけであり、それ以外の投手は4点台以上で、安定感に欠けていた。
 
 そこで、レンジャーズはアンドリュー・キャッシュナー投手、タイソン・ロス投手といった過去に実績を残した投手を補強したが、ともに不安材料も残っている。
 
 キャッシュナーは先発、中継ぎ両方の経験があり、便利屋的な起用も可能な選手で、2013年に10勝を挙げている。ただし、それ以降は成績が伸び悩んでいる。ロスは速球とシンカー、スライダーの質には定評があり、2014、2015年には10勝以上を上げているが、昨季は肩を痛めてほぼシーズン全休となった。
 
 また、既存戦力では昨シーズン198回2/3を投げ、10勝を上げたマーティン・ペレス投手も先発の一角に挙げられている。しかし、イニングこそ多いが、安定感に欠けると評されているため、十分な信頼を得られていない。
 
 記事では、これらの選手を分析した上で、安定感のあるダルビッシュとハメルズに全幅の信頼を寄せている。ジェイク・メルホット記者は、以下のようにダルビッシュを評している。
 
「2015年のトミー・ジョン手術から復活した昨シーズンは、半分ながらも素晴らしいものだった。彼は非常に重い直球を手に入れ、第二の武器として使えるようになった。直球での空振り三振率は全体でも7番目を記録し、四球率は低下した。彼が健康に2017年シーズンを過ごすならば、アメリカンリーグの有望株となることだろう」
 
 元からスライダーの評価が非常に高かっただけに、新しい武器となる直球を手に入れ、制球力も向上したことで、奪三振率だけでなく全体の成績の向上も期待されている。
 
 昨季復帰を果たし、以前より進化していると評されているダルビッシュ。今季は完全復活を果たし、右腕エースとしてチームを2年連続の地区優勝に導くことが期待される。



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