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【MLB】映画でもお馴染み、インディアンス“酋長”ロゴの運命は? トップ会談も進展なし

2017/01/30

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 クリーブランド・インディアンスのマスコットキャラクターであるワフー酋長がネイティブ・アメリカンに対する差別ではないかという議論はMLBで長年続いているが、27日にMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏とインディアンスのオーナーのポール・ドーラン氏がロゴの是非に関して話し合ったとアメリカの複数メディアが伝えた。
 
 ネイティブ・アメリカンに関するロゴやチーム名の論争はMLBだけではなく、NFLのワシントン・レッドスキンズやNHLのシカゴ・ブラックホークスといったアメリカの他のプロスポーツでも問題となっており、アメリカの国内を二分している。
 
 また、日本でも先日、大学アメリカンフットボール部の強豪・法政大がチーム名をネイティブ・アメリカンに配慮し「トマホークス」から「オレンジ」へと変更したと発表したことも話題となった。このようにネイティブ・アメリカンの表象、呼称に関する問題はアメリカを飛び出し、日本国内でも議論になるほど大きな問題となっている。
 
 一方で、近年ではインディアンスはワフー酋長のロゴの使用を控える傾向にはある。映画「メジャーリーグ」でもおなじみの帽子のロゴはクリーブランドの頭文字のCのロゴに置き換えられることが多くなっている。
 
 しかし、ワールドシリーズでは帽子と肩にワフー酋長のロゴが入ったユニフォームを使用した。そして、ドーラン・オーナーは過去にロゴに関して、チームの伝統と歴史の一部だと答えたように、ネイティブ・アメリカンに配慮しながらも完全にロゴの使用をなくすことはできずにいる。
 
 今回の会談でもロゴの使用に関して進展はなかったようだ。長年問題が続いているだけに一朝一夕に解決する問題ではないが、ネイティブ・アメリカンとインディアンスの双方が納得できる結果となることを期待したい。



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