WBCベネズエラ代表、打線は世界屈指の破壊力! 三冠王カブレラを軸に強打者が集結
2017/02/04
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WBCベネズエラ代表が、大会屈指の強力な中軸を擁することになりそうだ。
デトロイト・タイガースのミゲル・カブレラ、ビクター・マルティネス、ヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベ、コロラド・ロッキーズのカルロス・ゴンザレスといったMLB屈指の強打者たちが中軸を担うと予測されている。
そして、テキサス・レンジャーズで昨季33本塁打を放ったルーグネッド・オドーの参戦が、ベネズエラの地元紙「Béisbol3bases」でも示唆されており、更に強力打線に厚みが出る。
カブレラは今大会に出場する野手でも圧倒的なキャリアを持つ野手である。
今年で34歳という年齢ながら、通算2519安打、446本塁打、1553打点という成績を残しており、2012年には45年ぶりとなる三冠王を獲得するなど、MLB屈指の強打者である。
昨年も8度目となる3割30本100打点を達成しており、長年、主軸打者としての活躍を見せ続けている。パワーだけでなく、4回も首位打者を取るほどの確実性も兼ね合わせており、大会屈指の一塁手としての活躍が期待される。
マルティネスは今季39歳となる大ベテランの強打者である。37歳のシーズンには5年連続の3割も途絶え、本塁打も激減したことから、引退まで噂されたが、昨季は27本塁打、打率.289を記録し、実力は健在であることを証明した。カブレラが一塁手を担うというタイガースのチーム事情もあり、DHでの出場が多く、WBC本大会でもDHでの出場が見込まれる。
アルトゥーベはアストロズの誇る若き安打製造機である。イチロー以来の3年連続200安打を達成しており、2014年、2016年には首位打者を獲得している。また、2012年から5年連続で30盗塁以上を記録しており、機動力も高い選手である。近年は本塁打も増加しており、今後の飛躍が一層期待される選手である。
ゴンザレスは通算201本塁打を放っている強打者であり、2015年には40本塁打、昨季も25本塁打を放ち、長打力に定評がある。2010年には首位打者も獲得しており、確実性と長打力を兼ね揃えた選手である。また、守備走塁にも定評があり、いわゆる「5ツールプレーヤー」と評されている。
MLB屈指の強打者が集うベネズエラ。本戦でも、その破壊力を見せつけたいところだ。