WBCベネズエラ代表、守備陣も名手揃い。豪華投手陣&強力打線に加え鉄壁守備で初優勝へ機運高まる
2017/02/05
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WBCベネズエラ代表は、攻撃陣だけでなく、守備陣も強力な布陣となっている。
カンザスシティ・ロイヤルズのアルシデス・エスコバー、サルバドール・ペレス、マイアミ・マーリンズのマーティン・プラド、アトランタ・ブレーブスのエンダー・インシアーテ、コロラド・ロッキーズのカルロス・ゴンザレスといった選手は、MLBでも守備の名手と評されている。攻守共に隙のないオーダーを形成し、各国代表の前に立ちはだかる存在となりそうだ。
以下、ベネズエラ代表の、守備面で注目される選手について紹介する。
遊撃手のエスコバーは、ロイヤルズ不動の1番打者で俊足が武器の選手である。また、その足を活かした守備範囲は非常に広く、強肩を活かした遊撃守備はMLBでもトップクラスである。2015年のワールドシリーズではMVPも獲得しており、大舞台での活躍も期待できる選手だ。
ペレスは、ロイヤルズの誇る若き正捕手であり、その守備力は「鉄壁」とまで称される選手である。近年、打率は下がっているが、その反面長打力は向上しており、攻守両面で活躍が期待される。昨年はア・リーグトップである盗塁阻止率48%、守備率.996を記録しており、WBC本戦でも鉄壁の守備、意外性のある打撃で各国代表を苦しめる存在となるだろう。
プラドは、マーリンズのレギュラー三塁手であり、セカンド、外野も守れるユーティリティープレーヤーである。どのポジションでも守備力は高く、様々な起用法に応えることが出来る。打撃面でも、毎年3割近くの打率、10本塁打近くを残す確実性の高い巧打者でもあり、勝利へ対する意識が非常に高い選手である。どの打順、守備位置にも適応できることから「いぶし銀」的な活躍が期待される。
インシアーテは、ブレーブスの誇る若き外野手である。俊足巧打で三振が少ない選手で、特に足を活かした外野守備はリーグ屈指と評されている。昨年はゴールドグラブ賞にも選出されており、要所でのファインプレーも多い。ヒット性の当たりをアウトにすることも非常に多く、相手チームにとって非常に厄介な存在となることが期待されている。
ゴンザレスは、攻撃面でも主軸としての活躍が期待されているが、守備の評価も高い。広い守備範囲、肩の強さはMLB屈指であり、ゴールドグラブ賞にも2度選出されたことがある。非常に身体能力が高く、攻守でチームをけん引することになりそうだ。
豪華投手陣に加えて打線の破壊力は抜群であり、守備陣も非常に安定した陣容となっているベネズエラ代表。注目選手が多く、チームとしても、悲願の初優勝への期待が高まっている。