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【MLB】ヤンキース・田中、3年連続の開幕投手に内定。名門の絶対的エースを全米が速報

2017/02/15

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Getty Images



 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、3年連続となる開幕投手に内定した。今回の指名を受け、田中のシーズン初登板は4月2日に敵本拠地・トロピカーナ・フィールドでタンパベイ・レイズ戦の予定となった。
 
 昨季は、2015年オフに受けた骨片除去手術の影響もあり、開幕寸前の3月31日まで開幕投手を明言しなかった。しかし、今季は健康状態に問題がないため、スプリング・トレーニング前に田中を開幕投手に指名することとなった。
 
 昨年より1カ月半早い開幕投手指名は、地元・ニューヨークを中心に全米で大きな話題となっており、多くのメディアが速報で報じている。
 
 地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」では、今回の指名についていち早く特集を組んでいる。記事では、ジョー・ジラルディ監督のコメントを以下のように報じている。
 
 「私たちのプランでは、田中は開幕投手の予定である。彼が投手陣でどのような立ち位置にあるかは見てきた通りである。しかし、過去の開幕戦に限っては私が見たことのないような予想外の投球内容であった」
 
 田中はMLB移籍後に2度開幕投手を務めたが、いずれも勝利へは繋がらなかった。今年こそチームに開幕戦勝利をもたらしたいところだ。
 
 また、同記事ではジラルディ監督の以下のコメントも報じている。
 
 「田中の投球日程がどのようになるか気になっている人はいるだろう。田中は年々、MLBの日程に適応してきている。彼は3年間、チームのためにとてもよく投げてくれていた」
 
 MLBはNPBよりも試合数が多いが、1軍に登録出来る人数は25人と、NPBの28人より3人少なくなっている。シーズン佳境の9月以降は40人登録が出来るようになるが、9月までは少ない選手でシーズンを戦う必要がある。ブルペン陣、野手陣は人員を減らすことが難しいため、そのしわ寄せが先発陣にくる形となっている。
 
 そのため、先発投手は中4日で登板することが多く、日本人投手はMLBの登板間隔に適応する必要が生じている。その点、田中は年々登板数が増加しており、MLBの登板間隔に適応してきたといえる。エースとして、投球内容だけでなく登板数も向上してきているため、ジラルディ監督、ラリー・ロスチャイルド投手コーチは田中に対し全幅の信頼を寄せている。
 
 先発4番手以降が未確定の先発ローテーションにおいて、田中の存在は非常に頼もしいものになる。



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