【MLB】イチロー、かつてのトレードマーク復活も!? マーリンズが「ヒゲ禁止令」撤廃で雰囲気改善図る
2017/02/15
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昨年からマイアミ・マーリンズで実施されていた「ヒゲ禁止令」が、早くも1年で終了することになったと、米紙『USAトゥデイ』が報じた。14日にドン・マッティングリー監督とオーナーのジェフリー・ロリア氏が話し合って決定したことだという。
現役時代には同じく「ヒゲ禁止令」が出されているニューヨーク・ヤンキースで例外的に大きな口ひげを蓄えていたマッティングリー監督は、「昨年はチームを一番に置きたかったので、チームの雰囲気を作るためにヒゲを禁止していた」と語った。
しかし、一方で、選手からは不満も出ていたようだ。マッティングリー監督は昨年を通して選手との間で論争になっていたことも明かす。
実際に、抑え投手のA.J.ラモスも「誰も納得しないルールだった」と振り返った。
「ヒゲを生やさないことで良いプレーができる訳じゃない。どうしてヒゲに関して心配しなきゃいけないんだ?という感じだった。俺たちにはフィールドでやらなければならないことを心配する必要があったのに。今、当時を振り返ると面白く感じるが、去年はこんなことを気にせずに、どうやったら野球で勝てるのかを考えるべきだった」
イチローはシアトル時代は無精髭を伸ばしていたが、「ヒゲ禁止令」が発令されているヤンキースに移籍してからは伸ばすのを止めてしまった。今回、チームメイトが改めてヒゲを伸ばす姿を見たら、また生やしたくなるかもしれない。
今季からマーリンズに所属する田澤純一投手も、レッドソックス時代にはあごヒゲを蓄えていたこともある。「ヒゲ解禁」は彼にとっても朗報かもしれない。
マーリンズにとってフィールド外の論争の種が一つ消えた。あとは身売り問題の進展を待つだけである。チーム力は着実に上がっているので、今季は久しぶりのプレーオフ進出を見ることができるかもしれない。