【MLB】元広島のエース、ルイスがファンに感謝の言葉残し別れを告げる
2017/02/16
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2008年から2009年にかけて広島東洋カープで活躍し、2度の最多奪三振賞を受賞するなど低迷期のカープを支えたコルビー・ルイス投手が、14日に自身の所属チームであったテキサス・レンジャーズのファンへお別れのメッセージを残した。
レンジャーズのレポーターであるエミリー・ジョーンズ氏に語ったものである。
レンジャーズに入団してから計10シーズンを過ごしたテキサスは、彼にとって特別な場所であっただろう。
「テキサスは自分達の第2の街へと変わり、10シーズンで出会った人々は友達から家族へと変わりました。でもお別れは避けられません」として、テキサスのファンへメッセージを残した。
ルイスは昨シーズン6勝1敗の好スタートを切ったが、6月に背中と肩を痛め戦線離脱。9月に戦線復帰したが、その後は勝てずに6勝5敗でシーズンを終えた。
カープから退団後、レンジャーズでの6年間で65勝57敗。2桁勝利を4回記録し、先発陣を支えた。
しかし、シーズン後の再契約交渉でメジャー契約を望むルイスに対し、球団はマイナー契約を提示。合意に至らなかったため、ルイスは他球団とのメジャー契約を得るべくテキサスから去ることとなった。
「ただありがとうと言うだけでは十分ではない気がします。でもありがとう。私と私の家族に、数え切れない思い出を与え、(ワールドシリーズ進出という)信じられない高みに手が届き、そして私に(チームを離れても)いつもテキサスに家があることを感じさせてくれて、ありがとうございました」
37歳と高齢のルイスに対し、メジャー契約を出す球団があるのかは不明である。
しかし、昨シーズンの6月にはオークランド・アスレチックスを相手に8イニングをノーヒットノーランに抑え、万全な体調なら一線級で投げられることを証明した。新たなチームでの活躍は見られるだろうか。