「川﨑のいないメジャーリーグのシーズンは太陽の光のない夏のようなもの」川﨑の復帰を米メディアも歓迎
川﨑がマイナー契約でブルージェイズに残留することが決まった。そのキャラクターゆえにメディアからも大きく歓迎を受けている川﨑、今年はレギュラー獲得のチャンスもありそうだ。
2015/01/20
baseballchannnel
川﨑のライバルは、それぞれに不安要素を抱えている
川﨑とともにセカンドのレギュラーを争うのはライアン・ゴインズ、マイサー・イズトゥリス、若手有望株のデボン・トラビスらになると予想されているが、守備が抜群なゴインズはOPS.479に終わった打撃、イズトゥリスは昨年長期離脱の原因となったひざの故障、2Aで好成績のトラビスもメジャーでは未知数と、それぞれ不安要素を抱えており絶対的な存在はいない。
開幕はゴインズが起用される可能性が高い。しかし昨年のように打撃で苦しめば長打力にこそ欠けるものの打席での忍耐力に優れる川﨑にも機会は回ってくるだろう。またショートのレイエスは怪我が多く、過去2年のようにそのバックアップとしてメジャーに呼ばれることもありうる。
こうした状況を考えればマイナー契約ではあるが来年もかなり高い確率でメジャー昇格できると見ていいだろう。
川﨑の再契約はブルージェイズに関わる全ての人々に多くのメリットをもたらした。首脳陣は使い勝手の良いミドルインフィールダーを手駒に加え、球団はグッズ売り上げも見込める人気選手を格安の契約で手に入れた。
川﨑のもたらすエネルギーがクラブハウスに好影響を与えるのは間違いない。メディアは今年も彼から多くのネタをもらうだろう。
そして何よりファンはお気に入りの日本人内野手を今年も応援できることに大喜びだ。
大型補強に加えヤンキース、レイズの弱体化でリーグ優勝も狙える位置にいるブルージェイズ。今年はぜひ優勝の輪の中心ではしゃぐ川﨑が見たいというのがトロントのファンの総意だろう。
出典:“Rest assured, Munenori Kawasaki will be at Blue Jays Spring Training this year” by Ben Cosman in Cut4 on Jan.17 2015