【MLB】「改造された指のよう…」。サイ・ヤング賞投手が開幕ピンチ! 痛みと戦うシャーザー
2017/02/17
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ワシントン・ナショナルズのエース、マックス・シャーザー投手が怪我の影響で開幕に間に合わない可能性があるようだ。米紙『USAトゥデイ』が16日付で報じた。
昨シーズンは20勝7敗、防御率2.96、自己最多の284奪三振を記録し、最多勝、最多奪三振、そして自身2度目のサイ・ヤング賞に輝いた。昨年は早々とWBCに米国代表として出場することも明言し、2017年シーズンも万全な体調で春から臨むつもりであった。
しかし、昨年の12月に利き手である右手の薬指を骨折していたことが判明。大事を取ってWBC出場を辞退し、スプリング・トレーニングに照準を絞って調整を重ねてきたが、指に違和感を抱えたままキャンプを迎えてしまった。
シャーザーは、木曜日には「指の痛みと張りと戦っていた。骨折と戦うときは、休養が全てを完璧に治すための唯一の選択なんだ」と語った。今週からは、ボールを投げ始めたが、「自分の指ではなく、改造された指で」投げている感覚だという。100%とは程遠い状態だ。
シャーザーは、自分の指は「本質的には治った」としたものの、開幕に間に合うかどうかの明言は避けた。「それについてはコメントしたくない。なぜなら自分でも開幕に間に合うことができるかは分からないからね」
ナショナルズの開幕戦は4月3日だ。球団史上初のワールドシリーズ進出はこの男にかかっているが、少し暗雲が立ち込めているかもしれない。