【MLB】初の世界一を目指すナショナルズ、球宴4回出場の“打てる捕手”ウィータースを獲得
2017/02/22
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ボルティモア・オリオールズからFAとなっていた、マット・ウィータース捕手がワシントン・ナショナルズと2年総額2100万ドル(約24億円)で契約を結んだと、米サイト『FOXスポーツ』のケン・ローゼンタール記者が報じた。
2年間ナショナルズで正捕手を務めていたウイルソン・ラモスがタンパベイ・レイズに移籍し、正捕手探しが難航していたナショナルズにとっては朗報だ。オフにはデレック・ノリス捕手をサンディエゴ・パドレスからトレードで獲得したが、昨季は打率.186と打撃は大不振に陥り、今季もどれだけ打てるのかは不明であったので、“打てる捕手”の獲得は非常に大きい。
ウィータースはオリオールズでの8シーズンでオールスター出場4回、ゴールドグラブ賞を2回獲得している強肩の捕手で、昨季はMLB全体で9位の盗塁阻止23回を記録。2014年に受けた靭帯再建手術の影響を感じさせないプレーを魅せた。打撃面では、打率.243、17本塁打、66打点と3年ぶりに2ケタ本塁打を記録し、今季も攻守において期待がかかる。
ナショナルズの捕手陣はウィータースを筆頭に、ノリス、ペドロ・セベリーノ、スペンサー・キーブーム、ローディー・リードが現状では40人枠に入ることになり、若手のトレードも示唆されるが、今回の獲得で層は非常に厚くなった印象だ。
球団初の世界一に向け、悩みの種であった正捕手候補に適任の選手を遂に見つけることができた。今季のナショナルズからは目が離せない。