【MLB】田中将大、OP戦初登板は2回無失点の好投で捕手、コーチともに絶賛!
2017/03/01
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デトロイト・タイガースとニューヨーク・ヤンキースのオープン戦が、現地時間28日にジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで行われた。ヤンキースは田中将大投手が初登板し、2回を被安打0、奪三振2、無失点とほぼ完璧に抑えた。試合はヤンキースが9対5で勝利した。
先発した田中は初回、先頭打者のイアン・キンズラー内野手への初球がすっぽ抜け、バックネットに直撃する暴投となり、慌ただしい滑り出しになった。キンズラーには三塁手の失策によって出塁を許すが、続く2番オマ―・インファンテ内野手を併殺打に打ち取り難なく2死とした。続く打者からは三振を奪い、この回を3人で抑えた。
2回も、ジャスティン・アップトン外野手、スティーブン・モヤ外野手、ジェームス・マッキャン捕手をピシャリと抑え終了。この日の最速は92マイル(約148キロ)を計測し、「初球以外は良かった」と田中が語るように、本人も手応え十分のピッチングだったようだ。
この日バッテリーを組み、本塁打も放ったゲーリー・サンチェス捕手も、「スプリットもスライダーもとても良かった。ストレートは少し抜けていたが、今日は最初の投球だからね。もっと良くなるよ」と語り、捕手の手応えも上々であった。
また、ヤンキースのラリー・ロスチャイルド投手コーチも「全体的に今日の投球は良かったよ」と語ったように、田中の投球には満足の様子だ。
現地時間4月2日のタンパベイ・レイズ戦で、3年連続の開幕投手を務めることが決まっている田中であるが、過去2試合はいずれも敗れ(田中自身は0勝1敗)、チームも開幕戦は5連敗中。悪い流れを止め、世界一奪還に向けてスタートダッシュを切るためには、田中の活躍は不可欠だ。現段階での仕上がりが上々の田中の更なる飛躍に期待したい。