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イチロー、マーリンズと2年ではなく1年契約。「第4の外野手」として3000本安打達成まで道険し【豊浦彰太郎の MLB on the Web】

イチローが噂されていた2年ではなく、1年契約を結んだ。若くて攻守に優れたレギュラーが揃うマーリンズに2年間も縛られると、3000本安打に達するには、その間に4割を超す打率を残す必要があるからだ。厳しい環境下で、イチローはどう存在感を発揮できるか?

2015/01/24

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限られた出場機会で、安打を量産できるか

 実際、イチローの出場機会はレギュラーの3人(本塁打王のジャンカルロ・スタントン、23本塁打のマーセル・オズーナ、スピードスターのクリスチャン・イエリッチ)がオフを取る日、DH制が採用されるアリーグ本拠地でのインター・リーグ戦、それと代打だろう。
 
 前述の3人は、若くて伸び盛りで守備も優れている。
 不幸な故障が発生しない限り、マーリンズはナリーグの中でも最も第4の外野手の出場機会が限られる球団のうちのひとつだ。その意味でも、2年契約を避けたのは、最低限の成果だろう。
 以前、このコラムでも触れたとおり、『ビル・ジェイムズ』では最終的に3000本を達成する可能性を71%と見ている。球団のチョイスは大変重要だ。
 
 ちなみに報道されているイチローの年俸は200万ドル(約2億3400万円)。昨季の「第4」のジョンソンは100万ドルだった。イチローが去ったヤンキースで「第4」を務めるクリス・ヤング(通算155本塁打&130盗塁の31歳)は250万ドルだ。年齢、実績、マーケティング効果を総合的に考慮すると200万ドルは妥当な線だろう。
 
出典:”Ichiro Suzuki signing and the chance of 3000 hits for the Marlins” @ Fish Stripes by Michael Jong in Jan. 21st 2015

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