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【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】ポストシーズンを制するカギは、レギュラーシーズンのラスト10試合にあり!

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。第1回目は、「発見!MLB ポストシーズンの法則」だ。

2014/09/19

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各地区で首位独走中のチームは、ラスト10試合の戦い方が重要

 MLBのペナントレースも大詰め、アナ両リーグでポストシーズンに進出しそうな顔ぶれもそろそろ揃ってきた。
 
 特にアリーグ東地区のボルチモア・オリオールズ、西地区のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム、ナリーグ東地区のワシントン・ナショナルズは、選挙ならば「当確」を打ってもいいくらい、2位と大差が開き、首位を独走中だ。
 
 これらのチームにしてみれば、もうクルージングの気分かもしれない。
 しかし、油断はならない。
 
 首位独走中のチームの消化ゲームなど、どうでもよいと思うかも知れないが、そうではない。実は、レギュラーシーズンのラスト10試合の成績は、ポストシーズンを占ううえで重要なファクターなのだ。
 
 2010年以降のポストシーズン進出チームと、そのチームのリーグ戦ラスト10試合の成績、そしてポストシーズンの結果を表にした。
 

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 一目瞭然、両リーグのポストシーズンで勝ち進んでワールドシリーズに進出しているのは、レギュラーシーズンのラスト10試合での勝率が最も高いチームだ。
 反対に、この10試合で負け越しているチームは、いずれも地区シリーズで敗退している。
 実にはっきりと傾向が出ている。

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