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【MLB】田中将大のサイ・ヤング賞が現実的に。米メディアも期待「ファンは夢見てもいい」「ヤンキースの今季は田中次第」

米国に渡り、今季で4年目となるニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手。右肘手術明けだった昨季は移籍後最多の14勝をマークするなど、常に懐疑的だった現地メディアの見方を実力で変えさせた。そんな田中のサイ・ヤング賞獲得が現実味を帯びてきた。

2017/03/15

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サイ・ヤング賞獲得に意欲を見せた

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の熱戦の裏で、侍メジャーリーガーたちもそれぞれの舞台でシーズンへ調整を進めている。スプリングトレーニングもいよいよ中盤へ。結果と内容の両面で最高の調整を進めているのがヤンキースの田中将大だ。
 
 ここまで3試合に先発し、登板ごとに2、3、4と増えていくイニング数のメドをしっかり消化。ちょうど1試合分の9回を投げ、3安打、無四球、13奪三振で得点は許していない。
 
 投打ともに各クラブのWBC出場組を欠く現状とはいえ、3月13日現在で防御率0.00、13奪三振、WHIP0.33は3部門とも大リーグ全体のトップだ。
 
 田中は2月1日の渡米時に日本メディアを前に「フルシーズン戦ったら権利、可能性は出てくる」と日本人初のサイ・ヤング賞獲得への意欲を示したという。両リーグから一人ずつ、全米野球記者協会員の投票で決まる同賞は、日本でいう沢村賞にあたる。
 
 そのサイ・ヤング賞獲得へ、米メディアも早くも可能性に言及し始めた。
 
 ニューヨーク・ポストの人気コラムリストのケン・デビッドオフ氏は「もし田中が今年支配的な投球ができるなら、ヤンキースファンは夢を描いていい」と題したコラムを現地12日付で掲載。
 
 同氏は「ゲーリー・サンチェスのMVP」、「グレイバー・トーレスの新人王」、そして「田中のサイ・ヤング賞」とヤンキースファンが望むであろう3つの未来図を列挙し、「最後の一つは、いよいよ現実的なものに近づいた」と主張した。

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