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「応援は乞わない、応援される選手であり続けるよう努める」イチローの真髄【豊浦彰太郎のMLB on the Web】

29日、イチローのマイアミ・マーリンズの入団会見が東京で行われた。『MLB.com』に掲載されているが、イチローの真意が伝わっていないように思われる。

2015/01/30

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自らの責任に視点を置いて考える

「応援してください、という気はない。応援してもらえる選手であり続けたい」、会見でイチローはそう語った。
 
 やはり、彼はすごいと思う。このコメントに凝縮されている。常に「自責」で物事を考えているのがよくわかる。
 
 ところが、コメントが英訳され『MLB.com』に掲載されると、イチローの真意が伝わっていないように感じる。
 
“Please keep rooting for me wherever I’m playing,” he said. “I will continue to work hard [to be] a player that you would want to root for.”
「どこのチームでプレーしても私を応援し続けて下さい」と彼は言った。「皆さんが応援し続けたいと思える選手であり続けるよう努めたいと思います」
   
 翻訳が行われると微妙なニュアンスが正確に伝わらないことはよくあるが、成功であれ失敗であれ、自らの責任に視点を置いて考えることは重要なことだ。
 
  イチローに限らずメジャーリーガーは、「自分でコントロールできることに集中する」という趣旨の言葉を口にする。

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