【MLB】上原、守護神として開幕を迎える可能性浮上。競争相手が軒並み不調と好機到来
2017/03/27
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シカゴ・カブスの上原浩治投手が守護神として開幕を迎える可能性が浮上してきた。
競争相手のクローザー候補がオープン戦で軒並み不調に陥っており、安定した成績を残している上原に白羽の矢が立とうとしている。
米サイト「ファンサイデッド」では、守護神候補筆頭のウェイド・デービス投手がオープン戦で絶不調という状況を受け、新クローザー問題を懸念する特集を組んでいる。
新守護神候補筆頭のデービスは、5登板で防御率19.64と絶不調。
侍ジャパンとの強化試合では1回無失点と安定した投球を見せたが、オープン戦では被打率も高く、剛球で打者を封じ込めていたロイヤルズ時代の姿とは程遠くなっている。
また、同じく守護神候補として名前が上がっていたヘクター・ロンドン投手も3試合で防御率6.00と調子が上がっていない。ロンドンはWBCにベネズエラ代表として2次ラウンドから参加したが、連打を浴びるなど失点が目立っており、昨季後半の不調から抜け出せていないようだ。
現在、上原はオープン戦6登板で防御率3.00と上記2名に比べ安定した成績を残している。
経験の豊富さは記事でも「非常に貴重なリリーバー」と高く評価されている。しかし、今季で42歳という高齢で、どのような成績を残すか未知数という点が懸念されている。
また、54試合で防御率2.85を記録したペドロ・ストロップ投手も候補に挙がっている。
昨季は安定した成績を残したものの、ストロップはセーブ機会での登板経験がなく、こちらも活躍には疑問が残っている。
ライバルが不調で、守護神となるチャンスが到来した上原。42歳となる大ベテランは、再びクローザーとして9回のマウンドに立つことが出来るだろうか。