【MLB】球速も制球も低下…。岩隈、シーズン前最後の登板は不安を残すものに
2017/03/30
Getty Images
シアトル・マリナーズの岩隈久志投手が29日、ロサンゼルス・ドジャースとのスプリングトレーニングに臨んだ。開幕前最後の登板は、1回2/3を3安打4四球2失点で終えた。
岩隈は初回に1死から安打と四球でピンチを迎える。続く打者を中飛に打ち取るが、5番のWBCイスラエル代表のアイク・デービス内野手に投じた球をボールと判定され満塁にすると、6番・ホルトに左前へ適時打を放たれる。左翼手・ダイソンの好返球で1点に凌ぐものの、初回から失点してしまう。
2回は先頭打者をストレートの四球で出塁させると、1死から再度四球を与えたところで、ストットルマイヤー投手コーチがマウンドに上がり、通訳を介して岩隈と話し合った。2回は明らかに球速も制球も低下していたのである。
しかしここでは続投。トーレスを一ゴロに打ち取るも、2番グランダルに左翼前へ適時打を放たれ、投手交代。岩隈は1回2/3を3安打4四球とし、52球でマウンドを降りた。
岩隈は4月4日の第2戦目であるアストロズ戦に先発予定だが、最後の登板で制球を乱し、不安を残す結果となった。なお、試合は3対3の引き分けに終わっている。