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前田健太らローテは盤石、ドジャースに漂う世界一への期待感。対抗は連続二冠王擁するロッキーズか【MLB展望:ナ・リーグ西地区】

2017/04/02

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■ブルペン陣の不安を一掃したジャイアンツ

サンフランシスコ・ジャイアンツもまた、今季も勝ちそうである。昨季は2年ごとに3回続けていた世界一が遂に途絶えてしまったが、今季も左右の二枚エースのバムガーナー、クエトは健在だ。 また、抑えにはメランソンを獲得し、ブルペン陣の不安を一掃した。

 

一方で打線は、昨シーズンは20本塁打以上放つ選手が一人も現れず、相変わらずの本塁打不足だが、 これはチームの特色なので大丈夫だろう(ちなみに最後に30本塁打以上放った選手は2004 年のボンズの45本である)。ロッキーズの投手陣が崩壊したときに、ワイルドカードを取るのはジャイアンツだろう。

 

ダイヤモンドバックスは超大型契約のグレインキーを中心に5割を目指す戦いとなるだろう。先発陣にはマリナーズからウォーカーを獲得したが、2番手を担うようなレベルには達していない。 昨季大不調のミラーが本領を発揮すれば、少しはマシになるだろう。

 

一方の野手はゴールドシュミットを中心に、トマスやラムなど、長打力が魅力の選手を備えている。さらにポロック、ペラルタが2015年のような活躍をすれば、もしかしたらワイルドカード争いには絡むことができるかもしれない。

 

近年負け越し続けているパドレスは既に先発投手が壊滅している。実績があるといえば、オフに獲得したウィーバーはエンゼルスの11年間で150勝を挙げた投手だが、球速低下が著しく、スプリングトレーニングでは打ち込まれている。

 

一方で、野手陣は若手中心のラインナップとなり、3年後4年後を見据えた様子だ。将来有望な選手が揃うが、彼らが花開くのはもう少し先の話だろう。

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