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期待膨らむダルビッシュ、大本命レンジャーズを牽引へ。対抗アストロズは青木ら補強で破壊力アップ【MLB展望:ア・リーグ西地区】

2017/04/01

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青木が加入のアストロズ、岩隈のマリナーズが対抗か

昨季は投手陣が軒並み不調に陥り、打線もスタメンが右打者に偏る問題を抱え、さらにMLB全体でワースト2位の三振を記録したアストロズ。オフには打線の問題を解決すべく、青木宣親、ジョシュ・レディック、ブライアン・マッキャンといった左打者や、両打ちのベテランスラッガー、カルロス・ベルトランといった選手を補強した。
 
 現有戦力のホセ・アルトゥーベ、カルロス・コレア、ジョージ・スプリンガー、ユリエスキ・グリエルなどと組み合わせることで、リーグ屈指の破壊力を持つ打線を構築することに成功した。
 
残る課題は投手陣だ。地区優勝奪還のためには、2015年に大活躍であったダラス・カイケル、コリン・マクヒューの復活は必要不可欠となる。また、ランス・マックラース、マイク・ファイアーズといった投手の成績向上も求められてくる。ブルペン陣にはルーク・グレガーソン、ケン・ジャイルズといった投手が控えているだけに、彼らにどのようにして繋ぐかがシーズン躍進のカギとなってくるだろう。
 
 昨季は惜しいところでワイルドカード進出を逃したマリナーズ。オフには多くの選手トレードを敢行し選手の入れ替えを行ったが、果たして吉となるだろうか。打線はロビンソン・カノー、ネルソン・クルーズという実績十分の2人が中心となる。2人ともベテランの域に達しているが打棒は衰える気配を見せず、今季も活躍が期待できる。
 
 投手陣はエースのフェリックス・ヘルナンデスの復活、岩隈久志、ヨバニ・ガヤードが安定感に期待がかかる。また、ジェームス・パクストンや新加入のドリュー・スマイリーも控えており、先発の頭数は揃っている。ブルペンにはエドウィン・ディアス、スティーブ・シーシェック、ニック・ヴィンセント、マーク・ゼプシンスキーらが揃っており、全体的に投手層に厚みがある。
 
 投打に計算できる戦力が揃っているだけに、彼らを活かすスコット・サービス監督のマネジメント力もカギとなるだろう。

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