【MLB】ジャイアンツの左腕エースが開幕戦に2本塁打を放つ
2017/04/03
Getty Images
サンフランシスコ・ジャイアンツのエース、マディソン・バムガーナー投手が、2日に開幕投手として、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に登板。投げては7回6安打3失点11三振、打っては2打数2安打2本塁打2打点と大活躍。しかし、チームは新クローザーのメランソンがまさかの炎上し、サヨナラ負けを喫した。
2014年と2015年シーズンにシルバー・スラッガー賞の投手部門を獲得しているバムガーナー。昨季は打率.186、3本塁打、9打点だったが、この日だけですでに昨年の本塁打まで残り1本と迫った。
第1打席は四球で出塁し、続く第2打席には高めの直球を捉え、ライナー性の当たりで左翼スタンドへ叩き込んだ。さらに、7回表の第3打席も高めの直球を完璧に叩き、綺麗な放物線を描いて左翼スタンドにボールを運んだ。
『ESPN』によると、開幕戦に投手として2本塁打は史上初の記録。ジャイアンツの打者としても開幕戦の2本塁打は2002年のバリー・ボンズ以来の記録である。
また、MLBのデータ解析システムの『スタットキャスト』によると、5回の本塁打は112.5マイル(約181キロ)の打球速度を記録。これは、『スタットキャスト』の運用が始まって以来、投手の本塁打としては最速の打球速度となった。
チームは9回裏に、今季からジャイアンツのクローザーを務めるWBC米国代表のメランソンが2死から4連打を浴び、サヨナラ負け。バムガーナーが打ち立てた大記録に花を添えることはできなかった。