【MLB】17年目のイチロー、今季初打席は3年連続となる代打で空振り三振
2017/04/06
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マイアミ・マーリンズ対ワシントン・ナショナルズが、5日(日本時間6日)にナショナルズ・パークで行われ、メジャー17年目を迎えたマーリンズのイチロー外野手はベンチスタートとなったが、9回に代打として出場し今季初打席に立った。
試合は、マーリンズが初回に2死満塁のチャンスでマーセル・オズナがセンターへ2点タイムリーヒットを放ち先制。しかし、1点差に詰め寄られて迎えた4回にブライス・ハーパー、ダニエル・マーフィー、マット・ウィータースにタイムリーヒットを浴びて一挙4点を失い逆転を許す。
その後両チーム1点ずつを取り合い、マーリンズは3-6と3点ビハインドで9回の攻撃に入った。先頭のアデイニー・エチェバリアが倒れると、続く投手の打順でイチローが代打として登場。今季初打席に立った。イチローのシーズン初打席が代打なのは、2015年にマーリンズに移籍して以来3年連続。
イチローは、ナショナルズ5番手の右腕ブレイク・トライネンに対し、まずボール球を2球見極めると、3球目の約154キロの速球を空振り。その後3球連続でファールと粘り、カウント2-2からの7球目、インサイドのシンカーに手を出して空振り三振を喫した。試合はマーリンズが4-6で敗れ、チームはナショナル・リーグ東地区唯一の開幕2連敗となった。
イチローは今季でメジャー17年目。これまでメジャーで積み重ねてきたヒット数は、歴代24位の3030本にのぼる。スプリングトレーニングではオープン戦17試合に出場し、45打数14安打、打率.311と好成績を残しており、今季も順調にヒットを積み重ねていくことが期待される。
チームの外野陣は、先日のWBC米国代表としても活躍したジャンカルロ・スタントンやクリスチャン・イェリッチ、今日先制タイムリーヒットを放ったオズナなど若手有力選手が今季も健在だが、昨季序盤から中盤にかけての速球に見事に対応した打撃を再び見せることができれば、イチロー自身の出場機会増加とともにチーム浮上にも繋がるだろう。