【MLB】Rソックス、6人の継投支えた女房役が劇的一発!延長12回サヨナラ弾で開幕2連勝
2017/04/06
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ピッツバーグ・パイレーツ対ボストン・レッドソックスが、5日(日本時間6日)にフェンウェイ・パークにて行われ、レッドソックスが延長戦の末に劇的なサヨナラ勝利を飾った。
レッドソックスは、昨年12月にシカゴ・ホワイトソックスとのトレードで獲得した左腕のクリス・セールが先発。セールは初回を三者凡退に抑えると、その後はヒットを打たれながらも要所で三振を奪うなど7回を被安打3、与四球1、奪三振7、二塁を踏ませない好投を見せた。
一方、パイレーツ先発のジェイミソン・タイロンも、メジャー2年目ながら堂々とした投球を披露。4回までを順調に無失点で抑えると、5回は四球とヒットで無死一、三塁のピンチを迎えたが、続く打者を3人連続で打ち取り無失点で切り抜けた。タイロンもセールと同様に7回を投げ抜き、被安打5、与四球3、奪三振6と先発の役割を果たした。
試合は、両チーム無得点のまま終盤へと進む緊迫した展開。それぞれのブルペン陣も好投し試合の流れを渡さず、延長戦へもつれ込んだ。
結末を迎えたのは延長12回裏。レッドソックスは、パイレーツ6番手のアントニオ・バスタードの前に1死から連続四球で一、二塁のチャンスを作る。ここで打席に入ったのは、この試合6人の投手を懸命のリードで支えてきた9番のサンディー・レオン。レオンは、カウント0-1からの速球を振り抜くと、打球は左中間へ高く舞い上がり、高さ約11.5mのフェンス「グリーンモンスター」を越える劇的なサヨナラ3ランホームランとなった。
3-0で勝利したレッドソックスは、これで開幕2連勝。上原浩治投手、田澤純一投手と2人の日本人投手が抜けて迎えた今季のブルペンだが、クローザーのクレイグ・キンブレルをはじめ、今日も先発の後を受けた5人の投手が無失点と奮投。地区2連覇へ向け、頼もしい投手陣の存在が光っている。