『MLB.COM』でランキング発表 才能ある若き次世代のショートストップ、Nextジーターは誰?
ジーターの引退で、今まさに世代交代の時期を迎えようとしているメジャーリーグのショートストップだ。幸運なことに若い世代には才能に溢れたショートが多く集まっている。
2015/02/03
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マイナーにも、有望株がひしめく
すでにメジャーデビューを果たした選手たちに加え、マイナーでも多くの有望ショートたちがメジャーデビューに向け日々経験を積んでいる。
特に期待が大きいのはマイナー全体のプロスペクトランキングでもそれぞれ3位、4位、5位にランクインしたカルロス・コレア、フランシスコ・リンドーア、アディソン・ラッセルの3人だ。
3人の中で最上位のコレア(アストロズ)は、2012年にプエルトリコ人初となるドラフト全体1位でアストロズに入団。
昨年は怪我で52試合の出場に留まるもOPS.926/20盗塁を残し、『MLB.com』のジム・キャリスは、彼をマイナー全体のベストヒッターに選んでいる。
5ツールに加えて野球センスや精神面の評価も高く、将来は走攻守全てに秀でたスタープレイヤーになると期待されている。
リンドーア(インディアンズ)は多くのスカウトがマイナーリーグ最高と評する守備が最大の魅力だ。打撃はパワーには欠けるが選球眼やコンタクト能力は優れている。野球への取り組みも非常に高く評価されている将来のゴールデングラブ賞候補。
ラッセルは今年の7月にエースのサマージャなどとのトレードでアスレチックスからカブスに移籍した。率も残せて、長打力も期待できる打撃が最大の魅力だ。
昨年も怪我でシーズン前半を欠場したが、マイナーで68試合出場、13本塁打/OPS.858を記録した。守備の評価も高く、野手の有望株が多いカブスでも特に大きな期待を受けている1人となる。
4年後のオールスターでショートのポジションを手にするのは紹介したメンバーの中の誰かになる可能性が高い。アメリカの野球の華はやはりショートストップ。ジーター、A-Rod、ガルシアパーラらが暴れまわったショート黄金期の再来を彼らに期待したい。