【MLB】WBC米代表捕手のポージーが頭部死球を受け負傷退場
2017/04/11
Getty Images
サンフランシスコ・ジャイアンツに所属し、WBC米国代表として優勝に大きく貢献したバスター・ポージー捕手が10日(日本時間11日)のアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの試合中に頭部に死球を受け、そのままベンチに退いた。
ダイヤモンドバックス戦の1回裏に、ダイヤモンドバックス先発のウォーカーが投じた94マイル(約151キロ)の直球がポージーの側頭部に直撃。ポージーは自力で立ち上がったが、トレーナーに付き添われてベンチへ下がった。ちなみに、MLBには危険球というルールはないので、ウォーカーはそのまま続投した。
試合後にジャイアンツのボウチー監督は「ヘルメットにボールが当たる音は野球界でも最悪な音の一つだ。非常に怖い瞬間でもあるし、打者にも大きなダメージが残る」と答えつつも、「彼は大丈夫だ」とした。ポージーは火曜日に再検査を受ける予定だという。
ポージーはジャイアンツ一筋のMLBを代表する捕手の一人で、新人王、MVP、シルバー・スラッガー賞3回など、輝かしい実績を残している。一方で、2011年には本塁上のクロスプレーで脚に大怪我を負い、このプレーが起因でバスター・ポージー・ルールとも呼ばれるコリジョン・ルールが制定された。
試合は、ジャイアンツの先発のマット・ムーアが8回を3安打1失点に抑え、ジャイアンツが4対1で勝利。ジャイアンツの本拠地開幕戦を白星で飾った。