【MLB】WBC米代表で大活躍、侍J戦の勝ち投手ダイソンが、またも大炎上 1回3失点も防御率は下がる
2017/04/12
Getty Images
テキサス・レンジャーズの抑え投手で、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の米国代表として大活躍したサム・ダイソン投手が、シーズンでは絶不調だ。11日(日本時間12日)の試合では3点リードの場面で登板もまさかの3失点。しかし、防御率は36.00から33.00に下げるという事態に陥っている。
ダイソンはWBCでは米国代表として5試合に登板。6回を投げて被安打0、与四球0、奪三振4と米国代表のWBC初制覇に大きく貢献した。侍ジャパン戦では4番手として7回裏に登板。坂本、松田、秋山を三者凡退に抑えた。米国代表は8回表に勝ち越しをしたので、ダイソンは勝利投手にもなった。
しかし、シーズンに入ると、WBCの好投は見る影もなくなってしまう。4月3日のクリーブランド・インディアンス戦で同点の9回に初登板を果たすも、安打を4本浴び3失点で敗戦投手になる。
続く5日のインディアンス戦では2点リードした9回表に登板するが、満塁のピンチを作り、押し出し四球を献上すると、続くリンドーアに満塁本塁打を打たれ、5失点で敗戦投手になった。
9日の試合では初の無失点に抑えたが、11日の試合ではまたしてもセーブ失敗で3失点。今季は4試合に登板し、2敗。3回で11安打11失点の防御率33.00を記録し、WBCのスターから一転、自身の去就すら危うくなるという状態に陥っている。
ダルビッシュ有投手も所属するレンジャーズはア・リーグ西地区の地区優勝本命ともみられていたが、ダイソンの絶不調などで2勝5敗。地区4位に沈んでいる。