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【MLB】マー君初白星も、地元紙辛口「まだエースには見えない」

2017/04/15

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Getty Images



 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は、14日(日本時間15日)のセントルイス・カージナルス戦に先発登板をし、6回1/3を投げ5安打3失点で今季初勝利を記録したが、地元紙『ニューヨーク・デイリーニュース』電子版は「田中将大がついに初勝利を挙げたが、まだヤンキースのエースには見えない」との記事を掲載した。
 
 「田中にとっては小さな一歩だ」と始まった記事は、「良くはなったが、2200万ドル(約23.9億円)を得ているヤンキースのエースの田中へはまだ物足りない。多くの失点は最初の登板のものだが、14イニングで13失点を許している」としている。ヤンキースを5連勝に導いたものの、この日の登板は満足できる内容ではなかったようだ。
 
 田中自身はインタビューで、「良いところは増えてきている実感はある」と答えたが、記事では「良いところを作るために、逆境に対処しなければならなかった」として、初回の本塁打の例を挙げている。
 
 初回に先制の2ラン本塁打を3番・カーペンターに浴びたが、カーペンターにはシンカー、スプリット、スライダーなどを全て投げて、最後に投げたフォーシームを痛打された。田中は「初回に2点を取られて、リズムに乗るのが難しいと思っていたら、すぐ裏の攻撃で立ち直るチャンスをもらった」と振り返ったように、自ら作った逆境に対応しつつ良いところを増やした試合だった。
 
 3回の2死からは10人連続でアウトを記録。しかし、結局は7回表の登板で、不運な安打もあったが自らピンチを招いて降板をしてしまった。
 
 しかし、田中の後を継いだクリッパードが好投で失点を許さず。クリッパード自身は「マサは良く投げていた。彼の戦いを見ていたから、ピンチを彼のために切り抜けたのはとても特別だったよ」と振り返った。
 
 田中がニューヨーカーに真のエースと認められるために必要なのは白星だけではない。内容も伴っていないといけないのである。しかし、最初と最後は悪かったが、中盤は非常に素晴らしい投球だった。その投球を次回登板でもできるように期待したい。



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