【MLB】WBCドミニカ代表の守護神、出場停止から復帰目前。元オリックス監督も復帰熱望
2017/04/19
Getty Images
ニューヨーク・メッツの守護神・ジューリス・ファミリア投手の復帰が近づいている。
ファミリアは、昨季78登板で防御率2.46、3勝4敗51セーブという成績を残し、ナ・リーグ最多セーブのタイトルを獲得した剛腕だ。WBCドミニカ代表でも160キロ以上のシンカーを武器にクローザーとして活躍し、圧倒的な投球を見せた。
しかし、ファミリアは昨年10月にDV容疑で逮捕されており、今季の開幕から15試合の出場停止処分となっている。そのため、メッツは代役として通算106セーブのアディソン・リード投手をクローザーとして起用している。リードは7試合に登板し3セーブを上げている一方、16日のマーリンズ戦ではサヨナラ本塁打を被弾し敗戦投手になっている。
2007年、2008年途中までオリックス・バファローズで監督を務め、現在はメッツで指揮を執っているテリー・コリンズ監督のコメントを米サイト「NJ.com」では以下のように報じている。
「ファミリアはチームにとって非常に大きなピースの一つだ。昨季、彼は球界で最も優れたクローザーだった。彼があと数日で戻ってくることが分かっていて、楽しみにしているが、彼が戻ってくるまで、まだ3試合残っている」
指揮官も守護神に絶対的な信頼を寄せており、復帰を心待ちにしているようだ。
また、同記事では、ファミリアは既に2Aの試合に登板し、1イニングを9球で無失点に抑えたことを紹介。そして、復帰後すぐに守護神に戻すのではなく、徐々に緊迫した場面で起用していくことを示唆している。
現在、3連敗で戦績を7勝6敗としているメッツは、救援陣の調子がいまいち上がっていない。そのため、信頼出来る守護神の復帰を心待ちにしているようだ。