【MLB】イチロー、3連戦最後の打席で放った一発が古巣・シアトルで話題「鳥肌が立った」
2017/04/21
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マイアミ・マーリンズのイチロー外野手は、現地19日(日本時間20日)セーフコ・フィールドで行われたシアトル・マリナーズ戦に9番・右翼で先発出場し、4打数2安打1打点1本塁打と、古巣の本拠地で躍動した。
マーリンズは5-10で敗戦を喫し、注目の3連戦は終幕となったが、マリナーズ本拠地・シアトルは、スーパースターの凱旋で大盛況を見せた。
イチローは、マリナーズとの3連戦の内2試合に先発出場した。初戦は無安打だったが、守備で好プレーを見せた。2戦目は出場がなかったが、3戦目は再び先発出場し、安打と本塁打を放ち元気にプレーする姿を古巣ファンに披露した。
シアトル地元紙『シアトル・タイムズ』では、イチローが3連戦最後の打席で放った本塁打について特集を組んでいる。
イチローは19日の試合で、6点ビハインドの9回に第4打席を迎えた。この3連戦の最後の打席ということで、注目を集めていた打席だった。そこで、イチローは今季1号となるソロ本塁打を放ち、古巣ファンに大きな置き土産を残した。そして、スタンドに打球が届いた際には、観客総立ちでイチローコールが沸き起こった。
記事では、今までイチローがセーフコ・フィールドで残してきた成績を紹介。そして、今回の本塁打について、以下のように見解を報じている。
「素晴らしいキャッチを披露した時、2001年に地区優勝を果たした時、マルチ安打でジョージ・シスラーの最多安打記録を更新した時など、イチローの多くの思い出がセーフコ・フィールドに残っているが、今回の本塁打はそれらの中に加わることだろう」
また、同記事ではマリナーズの主力打者であるカイル・シーガー選手の本塁打を称賛するコメントを報じている。
「本来ならば、相手のホームランは見たくないものだ。でも、この時ばかりは特別で、いつもとは違った。彼のホームランを見て、私は鳥肌が立った。(投手のマーシャルは)明らかにイチローに本塁打を許す気はなかったが、彼はやってのけた」
約3年ぶりに古巣・シアトルに凱旋し、多くのファンから祝福を受けたイチロー。日本の誇る安打製造機は、今季はどのような伝説を残すだろうか。