【MLB】殿堂入り投手グラビン氏がマーリンズ買収に名乗り ジーター氏と再び対戦へ
2017/04/21
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マイアミ・マーリンズの買収騒動は、元ニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーター氏がジェブ・ブッシュ氏と組んで買収に名乗りを上げていることが報じられていたが、この度、殿堂入り投手のトム・グラビン氏も買収に力を入れていることが、『ブルーブバーグ』の報道で20日(日本時間21日)に明らかになった。
グラビン氏はジーター氏とほぼ同時代に活躍。アトランタ・ブレーブスやニューヨーク・メッツでプレーし、キャリア通算で305勝203敗、サイ・ヤング賞を2回、最多勝5回、球宴出場10回などの輝かしい成績を残し、2014年には殿堂入りを果たした。
今回、グラビン氏は、米共和党重鎮のミット・ロムニー氏の息子タッグ・ロムニー氏の買収チームに入り、マーリンズの獲得を目指すと報じられている。『ブルームバーグ』によると、買収額はおよそ12億ドルから13億ドル(約1300億円から1420億円)になる模様だ。
ちなみに、グラビン氏、現役時代にはジーター氏との対決も数多くあり、レギュラーシーズンでは31打数11安打、打率.355、3本塁打、6打点と得意にされていた。一方で、96年と99年にはワールドシリーズで対戦。合わせて5打数0安打と、チームは敗戦したが、ジーター氏を封じている。
マウンドからは離れたが、再びジーター氏と勝負をする機会がやってきたグラビン氏。今度の対戦はどちらに軍配が上がるのか、米国でも注目されている。