【MLB】マリナーズ・岩隈、肩の炎症で10日間の故障者リスト入りへ。マリナーズは開幕ローテ崩壊の緊急事態
2017/05/11
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シアトル・マリナーズの岩隈久志投手が、現地10日(日本時間11日)に肩の炎症で10日間の故障者リスト入りとなったことを、マリナーズ球団公式サイトが報じた。昨季まで故障者リストは15日間か60日間となっていたが、今季から15日間の枠が10日間に変更されている。
MLBの25人の登録選手枠に入っている選手が故障者リストに入った場合、10日間は復帰が不可能となり、代わりの選手をマイナーなどから補充することが可能となる。
そのため、岩隈の代わりには、3Aで2勝3敗、防御率3.31という成績を残し、3月に行われたWBCではイタリア代表に選出されていたサム・ガビグリオ投手が昇格する。
岩隈は今季6登板で31イニングを投げ、0勝2敗、防御率4.35という成績を残し、16日のレンジャーズ戦でKOされた登板以外は5~6回を3失点以内に抑え試合を作っていたが、打線や救援陣と上手くかみ合わず今季初勝利が遠のいていた。
マリナーズは現在、エースのフェリックス・ヘルナンデス、3勝無敗で防御率1.43と好成績を残していたジェームズ・パクストン、左腕のドルー・スマイリーの3人が故障者リスト入りしている。そして、今回の岩隈の離脱で開幕ローテの5人中4人が故障者リスト入りとなり、開幕からローテーションを守り続けているのはヨバニ・ガヤード投手のみという緊急事態となった。
3連勝で戦績を16勝17敗とし、ア・リーグ西地区3位に浮上していたマリナーズ。開幕から1か月でローテーションが崩壊したが、この苦境を乗り切ることが出来るだろうか。