【MLB】ダルビッシュ有、7回1失点でMLB通算50勝を達成 109戦での達成は日本人史上最速
2017/05/17
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テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手が、日本人投手最速でMLB通算50勝を達成した。16日(日本時間17日)に本拠地でのフィラデルフィア・フィリーズ戦に先発登板したダルビッシュは、7回を4安打、2四球、9三振、1失点を記録し、今季4勝目・MLB通算50勝目を挙げた。また、MLBでの109試合での50勝は、2012年の松坂大輔投手の112試合を超え、日本人投手最速での達成となった。
ダルビッシュの初回は安打を浴びるが、併殺打でフィリーズ打線を3人に抑える。2回、3回は完璧な投球でフィリーズ打線を寄せ付けず。この日は直球のノビも変化球のキレも最高だった。
打者2巡目となる4回表も三者凡退に抑え、5回表の2死までは12人連続で打ち取ることに成功。2死からフランコに右翼線へ落ちる二塁打を浴び、初の得点圏へ走者を置くが、ラップに対し、外角低めの直球で見逃し三振に奪った。
5回裏にレンジャーズはルクロイの右翼線への適時二塁打で3点目を追加。ダルビッシュを徐々に援護する。
しかし、7回表に安打と四球で得点圏に走者を背負うと、ガルビスに適時打を浴びこの日初失点。8回表はマウンドに上がらずに、この日の成績を7回、95球、4安打、2四球、9三振、1失点とした。
チームは5-1で勝利。レンジャーズは7連勝で勝率を5割に戻し、ダルビッシュにはMLB通算50勝目が記録された。また、日本人投手としての50勝は岩隈久志投手以来の6人目で、歴代5位の大家友和氏の勝利数まで残り「1」としている。